てれねこどう日誌

創作男女・おねショタ漫画を描いています。作業過程や日常・好きなことを書いてきます

面白くなくても原稿を完成させる事で得られること

こんばんは☆
 
今回は創作話と私の考えをつらつらと書きますね。
 
 
 
 
今回の創作話のテーマは
 
面白くない原稿をどうして完成させた方がいいの?
 
評価も得られないし悩むことが多いし意味ないのでは?
 
という悩みに対して
あくまで個人的かつ同人作家の視点で
仕上げる理由について書いていきます
 
 
えと、前から紹介しようと思っていた本と共に
書きますね。
 
『ずっとやりたかったことをやりなさい』
ジュリア・キャメロン著
 

『ずっとやりたかったことをやりなさい』

 

結構長く愛読しているから本も汚くなってきていますね(;^ω^)

25年以上アーティストやクリエイターに読まれている
創造的に生きられて創作活動を続ける在り方が書かれた
ロングセラー本です。
 
初心者やプロの方にも読んでもらいたい本でおすすめです。
 
 
さて、こちらも紹介しつつ
ググったものを出しつつ
今私が思っていることを書きます。
 
 
少し脱線しますが
『ずっと~』では、モーニングページという日記を
朝起きて3ページ何でもいいから
頭に浮かんだことを書くというワークがあります。
 
モーニングページは有名なのでネットでググる
たくさんでてきます。
 
私も実はこれを数年前からしています。
(と言っても結構ゆるくしています)
 
私の場合はググった時に1Pでもいいとキャメロンさんから聞いたという
情報をキャッチして
1Pをメインに時間がある時は2.3P書くなどし
毎朝好きなことを書いています。
 
これをすると何がいいかというと
2つあって
 
1つ目は
頭の中のゴミ出しになります。
寝起きの心の中のモヤモヤや最近の変なイライラなど取り除く事が出来ます
なので、朝から心地よく過ごすことが出来ます。
 
2つ目は
心がモヤモヤした時など、このモーニングページに書き込むと、
自分が何を感じているか
どうしたいのか見えてきます。
 
心の書き出し・書く瞑想ですね。
 
創作活動の下地の習慣ですが
これは、創作を続ける上でも
自分のしたい事がわかり迷いが少なくなるので
大切な事だと個人的に思います。
 
さて、
先ほどの原稿を完成させるという話題に戻ります。
 
 
ネットでググったものでよくある原稿を完成させる
効果を載せますね
 
 
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小説を書くうえで大切なことは、
最後まで完成させることです。

スランプに陥ると、
書いていて不満が出てきてしまい
「これは失敗作だ」と、投げやりな気持ちになることも。

しかし、大切なのは失敗作でもなんでも、
とにかく完成させることなのです。

当初の予定より、少し短い話になってしまっても大丈夫。
物語をしっかりと終わらせましょう。

作品を完成させないまま次の作品に取り掛かることを続けていると
途中で投げ出す悪い癖がついてしまいます。
何が何でも完成させることで、
自信がつき、次の作品に向けて改善すべき点も見えてきます。

今書いている作品が失敗作のように思えても、
最後までしっかり書き上げることが大切なのです。
 
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大体、こういうのがググるとありますよね。
 
『何が何でも完成させることで、
自信がつき、次の作品に向けて改善すべき点も見えてきます。』
 
これはどこででも見るような
文句だと思いますが
 
実際にそれは感じます。
 
面白くなくても
完成させる事で自信はつきますし
次回の改善点も見えると言えば見えますね
 
ただ、それが出来ないんだよ!
という人もいると思います。
 
 
ググった資料
「これは失敗作だ」と、投げやりな気持ちになることも。
この部分
 
これ面白いのかな?と途中で投げ出したり
中途半端な作品が量産される現象って
同人作家あるあるかと思います。
 
ですが
この不安の感情に対処する方法が
あまりネットで書かれていないんですよね。
 
名著『ずっと~』ではこのやり方に言及されていて
失敗作かも?という不安を打ち消す方法が書かれてあります。
 
少し戻りますが
先ほどのモーニングページのやり方で
不安を書き出すって事ですね。
 
メモ用紙やいらない紙でもいいので
原稿の不安やモヤモヤを書き出すんです。
 
そうすると、不安の形が見えてきて
心が落ち着いてきたりします。
 
そうしたら、どうしたいか見えてくる
 
自分自身の心の声を聞いてみるという事が
ネットでは抜けているんですよね。
 
不安になったら紙に不安な気持ちを書いて
自分の気持ちと向き合うことが
実は不安を消す最短ルートという事実を
知らない人が多い気もします。
 
ネットってこういう小技が面白いほど情報として出てこなくて
その割に自信をつけよう!とかって
 
そこがわからないんだよ!って読者をモヤモヤさせる
記事が多いですね。
 
とりあえず、自分自身の不安に向き合えば
何に悩んでいるのか明確になり
手が動くと思います。
 
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私の考えをプラスして書いていくと
 
名著『ずっと~』には
アーティストチャイルドという
誰にも作家としてのもう一人の自分が心の中にいる
書かれています
 
作品作りとしてのもう一人の自分であり、
私で言えば同人作家としてのもう一人の自分ですね。
 
心理学でいうインナーチャイルドのようなものだと思います。
 
創作活動は、そのアーティストチャイルドを心の中で育てていく
というのが大切だと本で書かれています。
 
私なりの言葉で書くと
 
描いた作品が拙くても自分を否定しない
批判的な創作仲間に作品を見せないなど
作品作りを夢見てワクワクしているもう一人の自分を
自分自身や他人からの批判で傷つけないようにするって事ですかね
 
心の中のもう一人と創作活動は手を取り合って活動していく
という事なのだと私は思うのですが
 
 
いかんせん今の時代は
低評価や失敗作を描いてしまうと、
恥ずかしくなって作品を消したり
自作をくだらない作品と愚痴ったり…
 
それって大切なもう一人の自分を責めたり無視したり
卑下したりして、
余計に自分自身を辛くさせる事じゃないかな?
と、個人的に私は思うんですよね。
 
 
先ほどの悩みの書き出しも必要ですし
もう一人の自分と繋がれるツールで使えます。
 
とにかく言いたい事は
最初から面白くなくていいし
完璧でなくていいと自分自身を許す事
これが大事かなと。
 
これをすると何が変わるかというと
 
もう一人の自分と心の深い所で繋がって
前よりも原稿を描く時に、踏ん張りが出来るようになります。
 
これはもちろん、内面の話で
精神世界の話です。
 
すぐに評価で自分にプラスが来るというわけではありません
 
ただ、もう一人の自分と繋がると
創作活動が長く続けられます
 
どういうことかというと
 
実際に私はアレクお父さん回のつなぎ回を描いたときに
読者は姉弟を見たいのに、お父さんがメインの話だし
…きっと誰も読まないだろうな
 
と悩みながら描き上げました
 
意外だったのは
それを描き終わってから、作品やキャラクターと
強く繋がった感覚がありました。
 
今思えば心が成長して
もう一人の自分と繋がったんだろうなと思います。
 
その後も自分のレベル以上の作品を描きましたが
心が折れそうでも踏ん張って描き上げることが出来ました。
 
 
要するに
もう一人の自分と繋がって関係性が強固になると
多少の創作の悩みや、なかなか芽が出ない時でも
作品を描く迷いが少なくなり自分を信じる力がつく為
面白くなくても作品を完成させることが出来ます。
 
原稿を描き続けていく事で、
3年後・5年後も同人作家として活動が出来ると思います。
 
話は少しそれますが
未だにSNS界隈は評価されることがモットーな所がありますよね
 
 
人気になって仕事につなげる例は見ますが
それはほんの一例で、成功しても止まらない方は
その裏でめちゃくちゃ努力されているでしょうし
表は華やかですが、そうではない所もいっぱいあると思います。
 
 
 
絵描き界隈は甘い蜜にとらわれすぎじゃない?と思いますよ
 
ブログを書かれている方はお分かりだと思いますが
評価なんて一瞬で終わりますよ。
 
けど、創作活動の地道な活動は
病気やトラブル・天災に巻き込まれない限りは
活動をやめなければ
5年後・10年後も続けられるものだと思うから
目の前のスイーツばかりに気を取られなくてもいいんじゃないかな~と思います。
 
成功はそこで終わるけど
漫画を描き続けることは一生続けられるし
漫画を完成させる事によって作家って成長すると思うんですよ。
 
辛い事・楽しい事・嬉しい事を味わえるのは
長く活動を続ける人の醍醐味です
 
そっちの方が
自分を大切にしながら生きられるんじゃないかなって思います。
 
もちろん、評価されるために絵を描かれるならそれでもいいと思います。
色んな人がいていいのですから。
 
 
 
 
まとめますと
 
面白くない原稿をどうして完成させた方がいいの?
 
評価も得られないし悩むことが多いし意味ないのでは?
 
面白くなくても自分自身の心のモヤモヤを
紙に書いたら、どうしたいかがわかって前に進みます。
 
一時の評価にこだわってしまうと
活動が短命になる可能性もあります。
 
5年後も創作活動を続けたいのなら
完璧や評価を目指すんじゃなく、拙い自作を許し
ただ描き続ける事
 
そうすることで、もう一人の作品作りの自分と繋がり
信頼関係が生まれます。
 
そうしたら
面白くない作品を描く時に、踏ん張りがつき
中途半端にならず
作品とキャラクターともっと繋がり
その後も作品を描き続けれるいい循環が生まれます。
 
ということですかね。
 
 
 
私は長編のオリジナルを描いているので
更に付け加えると
 
オリジナルのシリーズものになると
描き続けることで
作品を初期よりも深く愛せると思うんですよね。
 
愛していくためには
面白くない作品も悩みながらでいいから手を動かす。
 
描き上げると、もっと深く作品の事がわかって
自作がより愛おしくなる
 
次の繋ぎ回なども、迷いはあっても前より
悩み少なく描けるようになる。
という事かな?とも思います。
 
あくまで個人の意見ですが
そんな感じです。
 
長くなってしまった(;^ω^)
 
ここまでお読みいただきありがとうございました。